コラム
column

2023.02.21 / 農作物

ありそうでない。天塩にかけて育てた久保さんの「トマト」

土佐湾に面した高知市春野町にある
「くぼファーム」さんの圃場を訪問しました。

海岸近くにある春野町東諸木は、トマトの名産地。
久保さんは、土耕栽培でトマトを育てています。

こだわりは、土と水。
水を少なくして糖度を上げる。のではなく、
土壌から水と栄養を適度に補いながら、
健康な樹を育てることに重点を置いています。

毎日、樹を観察しながら、積み重ねてきた
経験と熟練の見極めによって調整することで、
トマトに活力を与え、同時に、
自然な酸味と甘さを育てています。

「ある程度の青くささが残る昔ながらのトマト。
昔、こんなトマトを食べていたな。
皮の厚みが適度にあって、まろやかで食べやすい。
そんなトマトが、僕、一番いいんじゃないかなって思っていて。
目指してる。」

最先端技術を取り入れた新しい農業の形もあるけども、
たどり着いたのは、非効率なことも大切だということ。

「健全な土づくりを行っていれば、
葉っぱも元気に保てる。
すると、虫も寄って来づらい。
なぜなら、土も木も健全だから。」

農薬や化学肥料をできるだけ使用しない栽培において、
トマトは、しっかりと育っていました。

天井から吊るされたトマト。
まるで「トマトの木」のよう。

木の健康にも、細かく気を配っている様子が一目瞭然。
コロンと可愛らしいマルハナバチの受粉活動によって
育ったトマトは、種ができ、
酸味と甘みをたっぷりと蓄えた実がなること。
ナチュラルで、隅々まで整然としたハウスの成りは、
久保さんのトマト愛が映し出されているようでした。

果実へ養分を運ぶきっかけを作っている
「ヘタの数」や「トマトの表面の色」、
強い光や乾燥防止役の「毛」の状態などから
観察する<糖度>の選別方法も教えていただきました。

高糖度(甘い)は、おいしさの指標の一つといえるけれど、
食べて<おいしい>と感じるとき、
糖に加え酸味も大きな要素となっていること。

収穫直後のもぎたてトマトを、
すぐさま食べることができるなんて。

■春日水神市場オフィシャルサイト
https://www.suijin-ichiba.com/

■くぼファーム
https://kubo-farm.com/

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