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2016.10.26 / 加工商品
美味しい豚肉の秘密
一度も冷凍することなく、食卓へ。
美味しい豚肉の秘密
徳島県に農場と本社を持つ石井養豚センターで育てられた豚。
徳島と香川。両県に連なる阿讃山脈の中腹という緑豊かな環境で、澄んだ空気のなか、豚を育てています。
なぜ、石井養豚センターで育った豚がこんなに美味しいのか、ある「こだわり」に迫ります。
こだわり①「中ヨークシャー」という品種
幻の品種・中ヨークシャーをベースとしたオリジナル品種を育てています。
「昔の豚肉は美味しかった。」
中ヨークシャーは明治2年に初めて輸入され、柔らかくて濃厚な味が多くの日本人に愛されていました。
中型種は味があり非常に美味しいのですが、発育性や繁殖性が劣り経済効率の悪さから減少していきました。
その後、発育が早く経済効率の良い大型種が輸入され、主流となり現在では中ヨークシャー種は非常に少なくなっています。
こだわり②獣医師による豚の健康管理
農場長が獣医師のため、豚を知り尽くしていることから、常に「食べる人」のことを考え、健康に豚を育てることができます。
豚は様々な病気にかかりますが、石井養豚センターでは、豚の生体重30キロ以上は抗生物質を使用しません。
ワクチン接種も、獣医師である農場長が豚の血液検査を行ったうえで投与を行います。
いずれも、健康な豚を育てるため、美味しく安全な豚を育てることを目的とした必要最低限の使用となります。
良質な豚肉を食卓へ届けるウィンナークラブ
石井養豚センターで育った豚肉の販売、及びソーセージやハムなどの加工品を製造しているのがウィンナークラブです。
「品種や飼料、飼い方にこだわり、養豚から精肉、加工、流通に至る全てが明確に分かる豚肉を届けたい。」
といった想いのもと、消費者の視点に立った製造を行っています。
ウィンナークラブについて特筆すべき点は、加工している豚が石井養豚センターで育ったオリジナル品種を使用していること、添加物を基本使用しない豚肉加工品を製造していることが挙げられます。
水神のパンでは、ウィンナークラブのソーセージを使ったパンを販売していますが、素材の味がしっかりしていると好評いただいております。
加工場の様子。
ソーセージを作っています。
燻し終わったソーセージ。
(添加物不使用)
一般で売られているハムやソーセージなどの加工品は、多くの添加物を使用しています。
食品添加物の役割としては、品質低下の防止や見た目や香り、食感の向上などがあります。
使用できる添加物の種類や、その量、用途などが安全であると法律で認められた分だけ使用されていますが、あくまで成人男性を基準としたものなので、子供や免疫力の低下したお年寄りなどへの影響は定かではありません。
ウィンナークラブのハム、ソーセージ、デリカの製品は、基本的に食品添加物を使用していません。
添加物に頼らないため、一般のものに比べ色が悪く見えますが、肉の味がよく分かります。
(水増しをしていないハム)
安価なハムは、インジェクション注射によるかさ増しをして作られていることがあります。
水や添加物を打ち込むことで、100キロのハムから200キロ以上増量することもできるのです。
残念ながら、水増し・増量されたハムが主流となってしまっているのが現状です。
ウィンナークラブのハムは、水増し・増量をしていません。
裏の原材料名を見てみると、「豚ロース肉(徳島産)、食塩、砂糖、香辛料」のみです。
豚肉の旨みと絶妙な塩加減で素材の味がよく分かるハムです。
安心・安全なだけじゃない!世界品質のハム・ソーセージ
ウィンナークラブのハムやソーセージは、オランダの食肉に関する国家資格やドイツのマイスター称号を取得したダンカース・シェフケの指導を受けたものです。
ダンカース・シェフケのレシピをもとに、飽きのこないよう塩分濃度など工夫もされています。
ヨーロッパにて食肉の権威ある大会では金賞や銀賞を数多く受賞していることからも、ソーセージやハムの製造や品質が世界レベルであるといえます。
本物の豚肉の味を知る
新鮮なまま届いた豚肉は、油が甘く、味がしっかりとしているため、加熱後そのままでも楽しむことができます。
塩胡椒などのシンプルな味付けでも、とても美味しいです。
毎日、種類豊富で新鮮な豚肉を取り揃えております。