
column

2019.01.20 / 農作物
自然栽培・自家採種の『日本ほうれん草』
一枚の葉っぱを食べた瞬間、
その衝撃的な甘さに、!!!←こんな感じでした。

固定種・自家採種で
「日本ほうれん草」を育てる
徳島県 鎌田さんの畑に行ってきました。
濃き緑色としっかりとした肉厚な葉っぱが地面に這い、
天に向かって手を広げるが如く、
日本ほうれん草は、キラキラと輝いていました。

寒さを凌いで
なるべく多くの太陽を浴びるための生育姿。
自然の神秘「生命力」を感じました。
ほうれん草の旬は、冬。
厳しい寒さの中、生育の進歩は遅めです。
だからこその産物。
寒さから身を守るための手段によって、
糖分も栄養分もしっかりと蓄えることができるのです。

固定種の種は、
大きさがバラバラでトゲがあり、
播種機(種をまく機械)を使うことができません。
そのため、畑の端から端まで、
ひとつひとつ手撒きします。

病気に弱く。
発芽率も低く。
収穫までに苦労の多い品種。
ですが、この「日本ほうれん草」に惚れ込んだ鎌田さん。
原動力は、その美味さ。

たくさんの人に知ってもらいたい、
食べて欲しいと湧き出る純水な気持ちに
突き動かされるのだそうです。
冬霜が降りた頃より甘みも増し、
一段とおいしくなっています!
根っこの部分、猛烈に濃く甘いです!
ふたつめ。
✦固定種の「みやま小かぶ」

野菜の芸術品とも呼ばれる
「金町系小かぶ」の最高品種。
腰高の美しい姿に惚れました。
かぶを優しく包み込む
このしっとりとした粘土質なる土。

鎌田さんの畑でその土に触れました。
ねっとりでもなくさらっさらでもなく。

多孔質で、たっぷりの空気と
ミネラルが含まれている土は、
自然栽培で野菜を育てる鎌田さんにとっては命で。
かけがえのないものであると感じました。
✦白菜:固定種の「野崎白菜二号」

日本における早生白菜の代表的品種。
柔らかく、2~3束くらいを袋に詰めての出荷で、
少人数のご家族にはもってこいの
とても消費しやすい白菜だそうです。
✦リーフレタス

透き通るようなフレアな葉。
✦水菜:「千筋(せんすじ)みずな」

多くの葉が密集していることから、
千筋菜とも呼ばれる水菜。

茎がしっかりとしていて、色濃い葉。
これまた感動。

*
真冬のぽかぽか陽気。
キラキラと太陽の光を浴びながら、
鎌田さんの「日本ほうれん草」を田んぼの真ん中で食べる
なんとも贅沢な一日。
急な訪問であったにも関わらず、
手厚く迎えてくださり、
ひとつひとつの農作物を眺めるその眼差しと
お人柄の良さに、なんだか涙がでそうでした。
農薬は然り、肥料も使わない『自然栽培』という農法。
自然を尊びながら、自然に添うことは、
決して簡単なことではありません。
鎌田さんの畑は、
隅々まで自然栽培に掛ける情熱が行き届き、
とてもとても美しい場所でした。
Web佐藤